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院長挨拶

 

 この度は岩手県立一戸病院ホームページにアクセスして戴きありがとうございます。

 当院は主に岩手県北の精神医療と高齢者の療養的医療を担っております。

 

 岩手県を9ブロックに分けた二次医療圏、その一つである二戸医療圏は当院を含めた3つの県立病院やいくつかのクリニックなどで構成されています。全県立病院はそれぞれ役割が与えられており、特に二次医療圏の中で役割分担を行うことは各圏域の地域性を踏まえた医療を円滑に行うために必然となります。当圏域の県立3病院もそれぞれ役割を与えられています。二戸病院は当圏域の基幹病院として急性期医療を中心としているわけですが、軽米病院と当院には二戸病院で急性期を越えた患者さんが療養のために転院してきます。もちろん軽米一戸自院の外来から入院も受け入れます。

 

 また、当院は特に自宅を訪問する看護や診療に力を注いで参りました。とりわけ高齢の方、メンタルケアを必要としている方などに対する訪問看護は年々盛んになりました。令和7年4月から開設した「訪問看護ステーションいちのへ」は、それまで培われた訪問看護力をバージョンアップさせ、きめ細やかなサービスを提供できるようになりました。訪問看護ステーションいちのへは当院に通院していない方でもかかりつけ医からご依頼いただければ利用することができます。

 

 さて、医師の偏在・高齢化の波に揉まれ辿り着いたのはオンライン診療です。精神科の訪問診療をオンライン診療に替え、また高齢者や障害者施設の診察にもオンライン診療を取り入れ対応しております。将来、当地のような医療過疎地帯で精神科医療(相談)を受け行うためにオンラインはなくてはならないツールです。当地の住民も医療人も減少する将来に向けて無限に広がるDXを医療分野に、特に精神保健福祉分野に取り入れるに叶う法規が出来上がっていくことを期待しております。

 

 将来、全年齢で人口減少することに県立病院も対応せねばなりません。医師招聘を目的とした幾つかの方法は地域に十分な潤いをもたらすまでは成さず、これを叱咤激励しても結果は変わるものでもありません。当院の在り方を、また将来的には二戸圏域3県立病院の在り方を地域の皆さんと一緒に考える機会も必要になってくるのだと思います。

 

 変わらぬ目的は、地域に暮らす高齢弱者、障害弱者が安心して暮らすこと。そのために、二戸圏域県立3病院の一つとして自院の役割を職員一丸となり担って参りたいと思います。

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